当事務所の考え方

会計事務所の就職と転職は人生を左右する【この業界は経験がすべて】

2020年5月27日

業界の方なら常識的なことですが、会計事務所の就職や転職が活性化する時期があります。

税理士試験が終わったときと結果発表があったときですね。

会計事務所の就職や転職が活性化する時期なので、求人案件がかなり増えます。税理士の方は時期的なものはあまり関係ないかもしれませんが、求人数が増えれば、良い事務所や良い条件での転職も期待できますよね。

 

今年は新型コロナウイルスの影響で、司法試験や公認会計士試験が延期となっているので税理士試験も延期されるかもしれませんが、いまのところは令和2年8月18日~令和2年8月20日に実施されるようです。

今回は、会計事務所の就職や転職について、わたしの経験を交えてまとめようと思います。

こんな方におすすめ

  • 税理士試験が終わったら就職・転職どうしよう
  • はじめての就職・転職なので、事務所選びの基準がわからない
  • 具体的な就職・転職活動方法が知りたい

こんな方の悩みを解決できるかと思います。

 

会計事務所の就職と転職は人生を左右する

税理士に限らず、会計事務所職員、この業界で生きていく方は、「これまでどんな事務所でどういった仕事をしてきたかという経験」がめちゃくちゃ重要だと思っています。

その経験は、今後の人生を必ず左右します。これは断言できます。

なので、税理士受験生は給料が良いからとか、家が近いからとか、福利厚生が充実しているなどといった理由も重要ですが、これだけでは選ばない方が良いと思っています。

 

なぜ会計事務所の就職と転職が人生を左右するのか

会計事務所は、良くも悪くも所長の考え方がすべてです。

当然、仕事への考え方もそれぞれです。

例えば、わたしは下記のような会計事務所は就職・転職先には選ばないようにしていました。

わたしが避けてきた会計事務所

  • 決算・申告作業は税理士にしか任せない
  • 製販分離や、部署・役割分担がきっちりしている
  • 相続業務は税理士にしか任せない
  • 入社後一定期間はお客様と接触させない
  • 特定の事業や業種に特化している

理由は、経験を限定したくなかったからです。

じつは、避けてきた会計事務所といっても、入社して初めて知ったケースもあります笑(すぐ辞めましたが)

 

経験が限定されるとこんなことが起こる

例えば、税理士受験生やこれから経験を積んでいこうと考えている方にとっては、決算・申告作業は税理士にしか任せない会計事務所は絶対に選んではいけません。

決算・申告作業は、税理士になる前から経験しておかないといけないからです。

税理士になってはじめて経験するようでは遅すぎます。

何度か面接したことがありますが、決算・申告業務をやったことがないまま税理士登録された方がたまにいらっしゃるんです。

その方に問題があるわけではありませんが、こういった会計事務所で経験してしまったことで、自身のキャリアプランに遅れが生じますし、場合によってはこれからの将来が台無しになってしまいます。

 

また、税理士受験生であっても転職時に、会計事務所経験が2年と言えば、会計事務所は「これぐらいはできるだろうと」ある程度期待します。

抱かれる期待なんてものはいつでも一方的です。そして、ひとは期待を裏切られると失望感が半端ではありません。

すると勝手に抱かれた期待を裏切ってしまったという罪悪感から、その会計事務所には居ずらくなって退職してしまいます。

 

このようにならないためにも、決算・申告作業を税理士にしか任せないような会計事務所は絶対に選んではいけません。

 

はじめは、なんでも経験させてもらえるところが良い

「は・じ・め・は」です。

税理士受験生がはじめて就職する会計事務所には、税理士業務を広く経験できる会計事務所をおすすめします。

そこで3年ほど満遍なく税理士業務を経験してから、自分の興味のあること、専門にしたいことに絞っていったら良いと思っています。

はじめから自分の興味のあること、専門にしたいことに特化することも良いという意見もあるかもしれませんが、満遍なく経験することで、知らなかったことも経験できたりして自分の興味の順位が入れ替わることもあります。

比較検討ではありませんが、興味のあること、専門にしたいこと、どんな仕事がしたいのかを見極めるという意味でも、はじめはなんでも経験できるところが良いのではないかと思っています。

 

就職・転職すべき会計事務所選びの基準

では、どういった基準で会計事務所を選んだら良いのか。

それぞれの立場で考えてみましょう。

税理士であれば、自身の描く税理士像に近づけるような「キャリアプラン」に沿った基準が良いのではないでしょうか。

また、税理士受験生も同じようなことが言えますが、より優先すべきは「時間」ではないでしょうか。

 

税理士は自分のキャリアプランで転職先を選ぶべき

税理士が描くキャリアプラン

  • 数年後独立開業したい
  • 独立開業は考えていないが、特定分野に特化した税理士になりたい
  • 税務よりコンサルタント業務をしていきたい
  • Big4のような大きな会計事務所で出世したい
  • 上場企業の経理責任者として活躍したい

この他にもキャリアプランは色々ありますよね。

そのキャリアプランに沿って行動するだけだと思ってます。(言われんでも、もうやっとるわって声が聞こえてきそうですが)

分かってはいても、すこしのことでブレるし、そもそもキャリアプランなんか簡単にたてられません。

試験勉強も一旦落ち着いて、とりあえず普通に働きたいと思っている方も多いような気もします。じつはわたしも2、3年そうでした笑

 

ただ、普通に働きながらでも、どうなりたいかというざっくりしたキャリアプランだけでも考えておいた方が良いと思っています。

 

わたしは、開業したいと思っていたので、独立を支援してくれるような会計事務所(探しているときはあるんかって感じでしたが・・・)を選びました。

幸い、早々と見つかり、所長や会計事務所の雰囲気も良かったので、4年ほどお世話になり、現在に至ります。

ちなみに、後述しますが、そのとき相談に乗ってくれていたのが転職エージェントで有名な「MS-Japan」です。

わたしの就職・転職はいつもここに紹介してもらっていました。

弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】

 

税理士受験生は時間を優先すべき

さかのぼること何年前でしょう笑

当時勤めていた税理士法人は、残業続きで、まったく勉強時間が確保できませんでした。

そのため、わたしと同じような税理士受験生はどんどん退職。そしてその人の仕事を引き継ぐので、またさらに忙しくなるというループに入っていました。

いい加減イヤになってきたので、「時間」を優先した転職先を探しました。

もちろん、先ほどのMS-Japanに相談しました笑

 

そのときは結果的に自分で見つけてきた会計事務所に転職することになりましたが、「時間」はもちろんのこと、給料面でも大幅にアップ(たしか1.5倍になったんじゃないかなと)しました。

おそらく、MS-Japanにその当時のキャリアプランを相談、転職情報を教えてもらったりしているうちに、自分の頭の中で優先順位がはっきりし、転職活動のほんとうの目的が整理されていったのではないかと思っています。

転職エージェントぐらいしか、ひとのキャリアプランを真剣に聞いてくれませんよね笑

言い方は悪いですが、それを利用して、とりあえず話を聞いてもらうことで、ほんとうは自分は何を優先にした転職がしたいのかが見えてくるかもしれません。

そうなれば、自身でも転職先を探せます。

転職エージェントが人気なのは、誰も興味がない話を親身に聞いてくれるところなのかもしれません。

 

具体的な就職・転職活動

では、具体的にどういった就職・転職活動をすればよいのか。

わたしは、とりあえず転職エージェントに登録して、相談に乗ってもらい、求人案件を紹介してもらっていました。

わたしはMS-Japanしか利用したことがありませんが、会計業界の転職エージェントはここだけではありません。

参考までにこんなところでしょうか。

会計業界の転職エージェント

弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】

ジャスネットキャリア【JUSNET CAREER】

【REX】

ちなみに、わたしも採用担当者として合同就職説明会に参加したことがありますが、そこに参加するぐらいだったら、転職エージェントを利用した方が良いと思っています。

 

なぜ転職エージェントを利用する方が良いのか

ポイント

  • 業界に詳しいアドバイザーが担当してくれるので色々情報が入ってくる
  • 扱っている案件が多いのでキャリアプランに応じたものを提案、紹介してくれる
  • 直接会計事務所に履歴書を送るよりも書類選考が通過しやすい
  • 提案、紹介してくれる会計事務所の特徴を教えてくれるのでミスマッチが防げる
  • 言いにくい年収の交渉も任せられる

こんなところでしょうか。

わたしがはじめて会計事務所に就職しようとしたとき、リーマンショックの影響もあり、かなりの不況だったので、バリバリの買い手市場でした。

当然、27歳だったかな?で、社会人経験も会計業務も未経験、加えて学歴もないので、いま考えても絶望的笑

案の定、自分で探してきた会計事務所に履歴書を送るも、秒で返送されてくるような始末。

そんなとき、転職エージェントの存在を知り、迷わず登録しました。

 

業界に詳しいアドバイザーが色々提案してくれる

登録後、業界に詳しいアドバイザーの方がカウンセリングをしてくれ、現在の会計業界の就職状況など教えてくれました。

忘れもしませんが、わたしは社会人経験もなかったので、恥ずかしながら、社会人としての受け答えができていなかったんでしょう。そのあたりも指導していただきました。

また、アドバイザーの方は、こちらの希望を考慮したうえで、求人案件を紹介してくれます。

とくにこれといった希望がなかったとしても、キャリアプランを提案してくれます。

その際、事務所の特徴を教えてくれることも大きいです。

事務所の特徴とは、所長の人柄や考え方や、事務所の雰囲気、仕事の進め方など。

就職・転職先を自分で探していては、ここまでは分かりませんよね。

苦労して、入社したのに「あれ?何かこの事務所の雰囲気が苦手・・・」とかいうミスマッチが防げますし、なにより面接に行く前にそのあたりの判断ができるというのはとても大きいと思います。

 

わたしの経験談

はじめての会計事務所への就職では、転職エージェントへの登録からわずか1ヶ月ほどで、3つの会計事務所から内定をいただきました。

履歴書が秒で返送されてくるようなわたしがです。

転職エージェント様様でした。

3つの会計事務所から選ぶ際、有難いことに、わたしにどうしても来て欲しいと思ってくださった先生が、当初考えておられた年収の予算をかなり上乗せした金額を提示してくれた記憶があります。

そのあたりの交渉も転職エージェントの方が担ってくれるんですね。

 

2回目の転職のとき、じつは、税理士を諦めて上場企業の経理もありかなと考えていた時期もあったので、そのときもMS-Japanを利用しました笑

MS-Japanは会計事務所だけではなく、上場企業や外資系の経理・管理部門の案件も扱っていたので、とことん利用させてもらいました。

経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】

ただ、このときは3社ほど受け、うち1社から内定をいただきましたが、面接を受けるうちになんだか上場企業のように管理されて窮屈な雰囲気で働くことに自分は向いていないかな、やっぱり税理士になる方が気楽で良いかなと思い、結局、「時間」が確保できる会計事務所に転職しました。

 

そして、3回目はさきほどお話した通り、独立を支援してくれるような会計事務所に絞って転職活動をしました。

 

まとめ

かなり長くなってしまいました。

転職エージェントはタダですし、色々な情報を教えてくれるので、これから就職や転職を少しでも考えている方は、登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

わたしはMS-Japanしかしらないので、ここをおすすめしますが、調べてみると、いま転職に成功している人は、複数の転職エージェントに登録しているんですね。

時代は変わりましたね。

弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】

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こちらでも転職に関するブログを書いていました。

よろしければ、ご覧ください。

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