大阪府では外出自粛を促進することと、感染症の拡大を予防するために、デリバリーサービス(出前)を活用して自宅での食事を促し、外出の自粛を促進する取組みを実施すると発表しました。
大阪弁でいうと、「飯代半分出したるから家出るな」事業です。
具体的には、このような取り組みです。
大阪府の外出自粛に向けた取り組み
- 期間:令和2年4月15日14時~令和2年5月6日23時59分まで
- 補助内容:電子決済による出前注文で、1,000円以上の注文に500円分のポイント等を付与。ただし1注文につき500円分で固定
- 条件:大阪府の負担額は1.5億円を上限としているので、場合によっては期間内でも早めに終わるかも
ただし、ウーバーイーツなど、デリバリーサービス業者ならどこでもOKかというとそうでもなく、事業者はいまのところ下記のように3社に限定されています。
各社とも、大阪府の取り組み内容を受けて、サービスを展開しています。
いまのところ、LINEデリマはポイント付与が注文時に500円割引されるという即日付与なので、頭一つ抜けているかなという印象。
普段から、デリバリーサービスを利用していた我が家では、非常にありがたい制度です。
大阪府民でも、これまであまりデリバリーサービスを利用していなかった方は、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。
大阪府のデリバリーによる食事補助
大阪府のホームページから引っ張ってきた画像です。
配達代行事業者というのが、dデリバリー、出前館、LINEデリマの3社ですね。
なぜ、この3社に絞られたのかというのは、おそらく、下記の条件が影響したのかなと。
- 大阪府内に提携店舗数が2,000店以上であること(うち、街の個店を1,000店以上とすること)
- 感染症対策を十分講じること
なんとなくウーバーイーツもいけそうな気がしますが、サービス対象地域が限定的で、外資というところが少なからず影響したのかなと。
さて、我々消費者は、この3社の事業者を通して、1,000円以上の食事の注文をし、カード払いなどのキャッシュレスでの決済をすれば、500円のポイントが付与されるという仕組み。
特徴として、一人一回限りとかではなく、期間中何回でもOKなので、正しく食事補助制度ですね。
ただし、この付与されたポイントの使用期限は5月31日まで。
この使用期限のあるポイントや、1,000円以上の注文の金額範囲について、3社間でも付与のタイミングと金額の範囲に微妙な違いがあります。
dデリバリー
すみません。dデリバリーについてはデメリット強め笑
期間中の1,000円以上の注文に対して500円のクーポンが付与されますが、現時点でのクーポン進呈時期が5月15日と、期間終了後です。
そして、先にも述べたとおり、付与されたクーポンの使用期限は5月31日までなので、2週間ぐらいで使用しなければなりません。
さらに、気になったのが、この文章。
進呈されるクーポンは、条件達成数×500円で計算された値引額のクーポン1枚が進呈されます。(例:1回達成→500円引きクーポン1枚、3回達成→1,500円引きクーポン1枚)
たしかに500円のクーポンが回数分付与されますが、次回使うときは、1枚のクーポンにきゅっとまとまっているので、色々と使い勝手が悪そうですよね。
良いところは、1,000円以上の注文の範囲。
dデリバリーでは、配達料、消費税、すべて込みで1,000円以上が対象となっています。
出前館
ポイントの付与は、毎週金曜日。
具体的に5月であれば、5月1日、5月8日、5月15日のいずれかで付与されます。
なので、ゴールデンウィーク中に利用したポイント付与は、早くて5月8日、場合によっては5月15日となるので、ほとんどdデリバリーと変わらなくなってしまうかんじです。
なお、1,000円以上の注文の範囲ですが、消費税は含まれるものの、配達料は除かれます。
4月19日、我が家でも、この出前館を利用しました。
初回登録だったこともあり、出前館から別途500円のポイントが付与されたので、4月24日(金)に、合計1,000円分のポイントが付与されていました。
LINEデリマ
いまのところ一番使い勝手が良いのではないでしょうか。
厳密にいうと、ポイントが付与されるというわけではなく、期間中の注文ごとに500円の値引きがおこなわれます。
これが一番シンプルで使いやすいですよね。
1,000円以上の注文の範囲についても、送料、消費税ともに含んだ金額で判定されます。
まとめ
いまのところ、LINEデリマが一番使いやすいのではないかなと思います。
スーパーへの買い物に出掛けるのも嫌、毎回食事を作るのが大変なのでたまにはサボりたいという方には、この機会にデリバリーサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
この3社とは全く別のお話で、1週間ほど前、このデリバリーサービスについて、笑ってしまったことがありました。
配送料無料キャンペーンでウーバーイーツを利用したんですが、配送途中に配達員の方の消息が突如消え、注文品は届きませんでした。
事情がよくわからなかったので、ウーバーイーツに電話するもこの状況なのでコールセンターはつながらず・・・
仕方なくヘルプ画面から「注文品が届かない」を選ぶと、即座に返金処理がされました。
念のため注文先に尋ねると、「たしかに注文品は配達員の方に渡しましたが、外国の方だったので、正直どうなっているのかわかりません・・・」とのこと笑
何度か外国人の方に配達してもらっていたこともあったので、ネガティブな印象はありませんでしたが、この人、責任感ないんかいってコケましたね。
そのあと、この配達員への評価をお願いしますとのメールが届き、なにをどう評価するねんって話ですよね。
ウーバーイーツと配送員との契約内容はよくわかりませんが、この場合、おそらく、配達員の方へのペナルティで、商品代は彼に請求されるのかなと想像できます。
そこまでのリスクを承知で彼は途中で配達を諦めたんでしょうか。それとも事故だったのか。
真相は分かりませんが、たった1回の出来事で企業のイメージを悪くすることもあるんやなと、改めて思いました。