2020年7月5日、大阪の中之島でオープンした「こども本の森 中之島」。
先日、1歳のこどもを連れて行ってきたので、まとめたいと思います。
ホームページにも情報があがっていますが、家族連れで行ってみた個人的な感想もまとめるので、これから利用しようと思っている方の参考になれば幸いです。
こども本の森 中之島
2020年7月5日に中之島にオープンした、こども向けの図書館です。
アクセス
場所は淀屋橋にある大阪市中央公会堂のすぐ近くで、どちらかというと北浜よりなのかなと。
最寄駅は京阪中之島線の「なにわ橋駅」の3番出口ですが、各線の淀屋橋や北浜からでも全然歩けます。
こども本の森 中之島とはどんな施設なのか
ひと言でいえば、おしゃれなこども向けの図書館です笑
でも、おしゃれなこども向け図書館といっても、様々なジャンルの本があるので、おとなも十分に楽しめる図書館でした。
こども本の森 中之島って?
- こどもが多様な本を通じて創造力や好奇心を育むための施設
- 乳幼児から中学生までをメインターゲットとしている図書館
- こども向けなので、授乳室やこども用トイレ、エレベーターがあるので便利
このあたりについてお話していきます。
こどもが多様な本を通じて創造力や好奇心を育むための施設
こどもの創造力や好奇心を育むための施設であることから、置いている本のジャンルも様々。
選書は下記12のテーマで行なわれているようです。
ポイント
- 自然とあそぼう
- 体を動かす
- 動物が好きな人へ
- まいにち
- 食べる
- 大阪→日本→世界
- きれいなもの
- ものがたりと言葉
- 未来はどうなる?
- 将来について考える
- 生きること/死ぬこと
- こどもの近くにいる人へ
例えば、食べることについてのコーナーはこのようなかんじです。
ここで、わたしが手に取った本は、牛や豚を解体する屠殺(とさつ)や屠畜(とちく)についての本。
我々が「食べる」ということは、同時にいのちをいただくということ。
そういったこともキチンと伝えられるよう本の配置が行なわれている印象でした。
また、どれだけおもしろい本でも、手に取ってひらいてもらわなければ、その本の魅力やおもしろさを伝えられません。
下記のように、手に取ってもらえるよう、気付いてもらえるような「しかけ」も用意されているので、こどもが多様な本に触れる機会が増えるのかなと感じました。
ほかに、「コウノドリ」や「スラムダンク」「キングダム」「三國志」などのマンガもありました。
マンガであっても、先ほどの12のテーマに合ったモノが用意されています。(必ずしも全巻そろっているわけではありません)
ただ、仕方ないことなんですけど、本の貸出は目の前の中之島公園に限られています。
読書は館内か中之島公園に限られていますので、ご注意ください。
乳幼児から中学生までをメインターゲットとしている図書館
中学生までをメインターゲットとしている図書館なので、視覚に訴えるような本のレイアウトが考えられています。
事前予約については後述しますが、平日なら大人の方のみでも大丈夫なようです。
ただし、ここはあくまで、こども向けの図書館なので、一般的な静かな図書館をイメージしてはいけません笑
乳幼児向けのエリアでは、ボタンを押すと童謡が流れたりする本も置いてあったり、こどもが自由に移動できたりする大階段もあるので、静寂はありません。
家族連れの大人の方は気にならないと思いますが、大人の方のみで入館する際はご注意ください。
あくまで、ここは、こども本の森です。
こども向けなので、授乳室やこども用トイレ、エレベーターがあるので便利
わたしが行った日は雨の心配があったので、抱っこ紐にしましたが、ベビーカーでも全然楽しめます。(ベビーカーで来られているご家族もいらっしゃいました)
ベビーカーでも車いすでもエレベーターがあるので、そのままどこにでも移動できますし、館内で預かってもらうこともできます。
また、授乳室やこども用トイレなど、こどもの突然の事態にも対応できるような設備の充実は非常に助かります。
こども本の森 中之島の利用方法
利用方法
- 乳幼児から中学生までを利用対象者としている
- 当面のあいだ事前予約が必要
- 滞在時間は90分限定
- 入館料は無料
このあたりについてお話していきます。
乳幼児から中学生までを利用対象者としている
平日に限定されますが、大人のみの利用も可能です。
新型コロナウイルスの影響やオープン当初の混雑を避けるため、当面のあいだ、土日祝日については、中学生以下のこども連れの方のみ事前予約の受付となっていますので、お勤めされている方は難しいのかもしれません。
当面のあいだ事前予約が必要/滞在時間は90分限定
平日、土日祝日に関わらず、入館にはかならず事前予約が必要になります。
入館予約できる時間帯は下記のとおり。
注意ポイント
- 9:30から11:00
- 11:30から13:00
- 13:30から15:00
- 15:30から17:00
4つの時間帯があり、各時間帯とも滞在時間は90分とされています。
また、各時間帯の入館できる定員は50名とされており、予約可能人数は5名までとなっています。
7月20日時点での予約状況ですが、8月14日まではすべての時間帯で定員に達しているようです。
キャンセルが入れば空きが表示されるようですが、運ですね。
今後の予約については、8月1日の朝10時から「8月15日から8月31日までの予約受付」、8月15日の朝10時から「9月1日から9月14日までの予約受付」が開始されるそうです。
今回の予約を勝ち取った嫁さん曰く、予約開始時間あたりは、なかなかつながらないようです。
すこし時間を空けると、平日であればポツポツと空きがあったようなので、諦めず、こまめに予約状況を確認してみてください。
入館料は無料
安藤忠雄さんすごいですよね。
自身の設計による建物を大阪市に寄付し、運営費用については広く賛同者を募り、その寄付で運営するとの提案から、こども本の森 中之島がスタートしたようです。
ちなみに、ホームページでは法人・個人問わず「こども本の森 中之島」への寄付を募っています。
こういったかんじでスタートしたので、入館料については無料です。
寄付で成り立っている図書館はほんとうにありがたい存在です。
まとめ
絵本が好きなこどものために行ってきましたが、付き添いの大人も楽しめます。
いまのところ事前予約であったり、制限時間や人数制限が設けられているので、気軽には利用できませんが、このような図書館はありがたいです。
これから時間があれば何度もお世話になると思うので、少ないながらも寄付というかたちで入館料を支払いたくなる図書館でした。